①皮下脂肪は、皮下に広がる脂肪組織。
指でつまめる脂肪であり、エネルギーを蓄えるほか、体温を逃がさない断熱材、衝撃を緩和するクッション材の機能を併せ持つ。
②内臓脂肪は、お腹の内部で消化管を固定する腸間膜などの周囲に広がる脂肪組織。
皮下脂肪で貯められなくなった体脂肪を蓄える。
③異所性脂肪。
皮下脂肪、内臓脂肪に貯めきれなくなった余剰エネルギーの受け皿で、大量の体脂肪の貯蔵を想定していない肝臓や筋肉などの異所に溜まってしまう。
④褐色脂肪。
上記の3つとは異なり対照的な褐色脂肪組織。体脂肪を貯める皮下脂肪、内臓脂肪などと反対で体脂肪を燃やして熱に変える働きを持つ。褐色脂肪組織が活性化すると太りにくい体質を手に入れることができるが、大人では肩甲骨、肝臓周囲など限られた場所に少数存在している。